気ままにツーリングとモトブログ【I LOVE CB750F】

オーナーとなり39年目の愛車のCB750F。ついに還暦になった「ちゃれさん」がこのCB-Fを使って10数年後に最年長モトブロガーを目指す日記です(笑)

エンジンチューン ボアアップ編

誰もが最初に考えるエンジン本体のチューンとして
ボアアップがあると思います。
確かに、排気量のアップは馬力もトルクも上がります。
しかし、数は少ないですが、過去のCB以外のバイクでの
ボアアップの経験から言うと、いくらサイズの大きなピストン入れても
適正な圧縮比が出ていないと逆にパワーダウンします。
単純にボアを拡大し、燃焼室の容積が同じならば圧縮は下がります。
したがってハイコンプのピストンか、ヘッドを面研する必要があると思います。
事実、過去の経験上、圧縮が上がるとエンジンのレスポンスは良くなりました。

さて、CBの場合。
7Fをボアアップするには、ノーマルスリーブだと62mmのノーマルから
3mmオーバーの65mmまでが限界だと思います。
・・とすれば、使用可能なピストンは、ワイセコ等の社外品か
9Fの64.5mm(ピン系は7Fと同じ)のピストンってことになります。
しかし、9Fのピストンだとピストンの上部がフラットに近く
圧縮が上がらないと思います。
したがって、かなりのヘッドの面研が必要になると想像します。
しかし、面研量は勘などで行うものではなく、やはり容積計算をきちんとして
やるべきでしょうし、面研しただけバルブとピストンのクラッシュの可能性も??
ピストン側のリセスのきりなおし等、加工が増えるため、かなりの上級者向けでは
ないでしょうか?
その点、ワイセコなどはうまく出来てます。
そのままでも、バルブが当たらないようになって圧縮もハイコンプです。

しかし、ピストンが5万ぐらい。
ボーリング代は、ひと穴で8000円ぐらいかかります。
ボーリングしたら、当然のようにホーニング加工も必要になります。
やはり、お手軽なパワーアップと言っても安くはありません。

ちなみに、スリーブを交換すれば67.5mmまで入ります(890cc)
スリーブが1本1万ぐらいで、スリーブの打ち変え加工をし、
さらにボーリングがスリーブ側と、クランクアッパーケース側と8箇所要ります。
こうなると・・・・ちょっと手がでませんね。。。