気ままにツーリングとモトブログ【I LOVE CB750F】

オーナーとなり39年目の愛車のCB750F。ついに還暦になった「ちゃれさん」がこのCB-Fを使って10数年後に最年長モトブロガーを目指す日記です(笑)

レーサーレプリカについて考える

私が乗っているのは、レプリカとは程遠いゼツバン旧車と呼ばれるもの。
そんな私が乗ったこともないレプリカについて語るのはおかしいのですが、
ちょっと考えさせられることがありましたので。。
これもかなり、私的な意見ですので、異論のある方も多いかもしれません。

やはり、バイクに乗る以上、よりハイパワーや、高性能を求めてしまうのは
男性にとって仕方のないことなのかも知れません。
かくいう私も、何度も乗ってみたいと思うことがありました。
結局、乗るためにはCBを手放すしか購入方法が無かった。
しかし、CBを手放すことが出来なかったから、買えなかっただけ。

もし?CBを手放してレプリカ買っていたらどうだっただろう?
毎年、進化して行くレプリカの世界では、最新型が一番カッコよいに決まってる。
何年かおきに、何台も乗り換えていただろうか?
乗り換えていったとしたら、より高性能なものを選ぶに決まってる。
今ごろ、何馬力のバイクに乗っているだろう?
それは、乗りこなせる馬力なのだろうか?
いや、今の170ps強の出力は、使える限度を超えてる。
使いこなせない馬力と悪戦苦闘してるか?
それとも、使いこなすつもりもなく、乗っているだろうか?
もっと言えば、一度も転倒せずにレプリカに乗っているだろうか?
新型のレプリカに抜かれても余裕の表情でいられるか?
年齢からくる衰え、動体視力、反射神経・・・大丈夫なのか?
・・と考えれば考えるほど、疑問である。

そう思うと、低出力のCBでよかったとも言える。
抜かれても口惜しくないし(笑)
・・と同時に、ヤフオクでレプリカの車両を見てみると、
意外と現存している車両が少ない。
もちろん一部の限定車両など(RC30とか)は、相変わらす高値であるが・・・。
これは、一体どういうことなのだろうか?
もし今、最新のリッターレプリカを買って25年後に乗ってる人っているのかな?

クルマの世界では、例えばグループBカーとか、レプリカに近い。
しかし、そういうのを乗ってる人は、普段はセダンやツーリングワゴン乗ってて
時々、走らせるだけみたい・・。
クルマに例えると、ポルシェ&フェラーリみたいな超高級で手が届かない
スーパーカークラスでも、バイクならアグスタやドカであろうと手が届く。
これは、とても魅力だ!
しかし、その性能は手が届かないところのものと思わなければいけないのではないだろうか?
さらに、それを購入しやすく価格設定している国産リッターレプリカは
本当に誰でも買える。故障も少なく、動力性能も抜群であるし。
誰でも買える事と、誰でも乗りこなせることは同義ではない。

つまり、レプリカこそ、その辺を理解した大人のおもちゃでないといけない。
公道でグルグル走ってるうちは、大人になりきれていないようなものだ。
だから事故になる。
だから無転倒で極上の古いレプリカの現存車両が少ないのではないか?

一度は所有してみたいという気持ちが今も尚あるだけに考えさせられた。