気ままにツーリングとモトブログ【I LOVE CB750F】

オーナーとなり39年目の愛車のCB750F。ついに還暦になった「ちゃれさん」がこのCB-Fを使って10数年後に最年長モトブロガーを目指す日記です(笑)

残念な話だ・・・

いつもお世話になってる某掲示板のトピ主さんと
昨日やっと初対面したのです。
彼の愛車はCBR1000RRという最新のレプリカ。
買って一年ぐらいでしょうか?ピカピカでした。

私は今日はバイクはお休みで仕事してたのですが、
良くないニュースが入ってきました。
それが、そのトピ主さん、今日の朝、いつのも峠コースで自爆?
全損廃車のようです。
本人は怪我もなく無事だったようです。

しかし、冷静に考えると・・・。
ほぼ私と同じ年の彼。
まだローンだって残ってるんじゃないかと思う。
家族の理解あってこそ、高額なバイクを買い、
いい年して朝っぱらから走りにいけるわけで・・・。
たとえ怪我が無くても、こういうことが起きると実質上ライダーとして
引退せざるを得ない環境になるんじゃないか?と想像します。
バイクがとても好きな人のようですから、とても残念です。
しかし、長年バイクに乗ってると、必ずこういう話に出くわしてきたわけで・・・。
またか・・・という気持ちでした。

明日は我が身ということで、
事故の発生原因を冷静に考えてみようと思います。
1.我々の世代だと、毎週毎日バイクに乗れるわけではない。
  つまりバイクに乗ることもスポーツと同じで日々の練習をしてないと
  とっさの時に体が動かない。
2.リッターレプリカというバイクの性格上、どうしてもコーナリング主体の楽しみ方になる。
3.乗る時間が少ないため、休日の朝早起きして、いつもの峠コースを数時間走る。
  結果、コースを覚えてしまい、段々とハイペースで走るようになる。
4.その峠の常連になることで、同じ趣向のライダーと仲良くなり
  自分がしていることに対する感覚がマヒしてしまう。
(ここは公道であって、サーキットではないと言うことを忘れてしまう)
5.バイク乗りが集まる峠は、過去から事故発生率(死亡者だっている)が極めて高い場所で
  あることを忘れている。
  何故に事故発生率が高いか?それはハイスピードでコーナーを曲がる人が多いからである。
6.過去に転倒したり怪我をしたりした経験が少なく、転ぶってことが
  用心していても、突然襲ってくるかも?と言った予測をしていない。
  (転んだ人の99%は、本人的には、そんなに無理して走っていたと思っていない)
  ・・・が、実際に転んでいるのである。

・・と、いくらでも原因はあげられると思いますが、
用は自分が事故らないために、どうするか?ですよね。

私的に考えるに、
バイクのライディングも、ひとつのスポーツだと考えます。
例えるならば、スキー。
一度も転ぶことナシに、足をそろえてパラレルで曲がれるようになった人は
いないと思います。
スキーなどは、スピードもバイクに比べてかなり低速であるにもかかわらず・・・です。
バイクだって、両手、両足、体重移動、同じようにバランスが必要なのに
走ってる速度は、かなりのものです。
今、峠でハイスピードで曲がっていくバイク乗りさん達。
スキーで例えるところの緩やかな斜面のゲレンデで転びながら練習もせずに
おきなり急斜面を滑り降りてるようなものかも?と思います。

決して、転ばないとうまくならない・・という意味ではありません。
・・・が、転ぶ怖さを知れば、転ぶようなことが出来なくなります。
つまりは、自分の技量にあった速度以上は出せなくなります。
また、自分の技量でこなせないバイクをいきなり最初から買うようなこともなく
ステップアップという回り道を選べるはずです。

私自身は、400cc時代には、かなりコケました。
コーナーの突っ込みで、ブーレキングミスでフロントからとか、
立ち上がりでリアからとか・・・・
オフ車でしたが、ジャンプの着地とか、ハイサイドとか・・。
身体もバイクも痛かったです。
しかし、今のCB750Fになってからは、走行中の転倒はありません。
おそらく、それは過去の転倒経験から、この車重、この馬力のバイクで
転んだら、ただではすまないってことを最初に乗ったときに直感しました。
それまでの中型までは、転んでも、何とか死なずに済むような気がしてましたので
結構、無茶なこともしてましたけど・・
この750ccではコケルのが怖いと感じてました。
つまり大型車に対する畏怖です。
ああ~、だから免許取るのが難しいんだ・・・とも思いました。
これが、今のバイクで転倒がないことの大きな理由です。

極めて個人的な意見ですので、異論反論もあるとは思いますが・・・。