気ままにツーリングとモトブログ【I LOVE CB750F】

オーナーとなり39年目の愛車のCB750F。ついに還暦になった「ちゃれさん」がこのCB-Fを使って10数年後に最年長モトブロガーを目指す日記です(笑)

思考と試行 2

続編です。

誰でもが無意識のうちに思考と試行を繰り返している。
実は子供ですら行っている。
「こうやったらどうなるのかな~?」と左脳で仮説を無意識にたて
「きっと楽しいぞ~」って右脳がモチベーチョンを高め
試行トライアルする。
ところが、子供の思考と試行には経験値があまりにも少なく
マイルストーンも、すぐに検証できるものが多く、
大半は痛い結果という結論で終わる。
子供であるがゆえに動機付けが、興味であったり無意識なのもが多く
「楽しくなかった、痛かった、熱かった・・・」
「楽しかった、面白かった・・」と右脳によって支配されるケースが多い。
しかし、この繰り返しが経験値となって、次回に生かされる。
所謂、これが学習である。

ところが、大人になるとそうはいかない。
子供と大人の境界線は、思考と試行を意識的に行えるようになったか否か?で
区切りができる。
これには、子供の時からの積み上げとして無意識に行ってきた試行の
経験値が必ず必要となる。

今、多くの若者を悩ませている問題は実はここにある。
思考と試行を繰り返すにも無意識な子供のレベルであったり
経験値が足りなかったりしている。
したがって、思考の段階で仮説を立てるにも立てようがない。

さらに、多くの間違いは
仮説をたて、試行するにおいてスキルが伴っていない事実を認識してない場合が多い。
つまり、やりたいことと、今の自分が出来ることに差があることの
現状を正確に把握してないのである。

いかに正しい仮説をたて、正確なトライアル期間を設定しても
実行する能力が及ばなければ、その人が仮設を立てたこと自体が間違いということ。

順番的には、自分自身のポテンシャルを上げることを真っ先に考え
その上で、今の自分に出来る範囲での思考と試行を繰り返さなければいけない。

これが、子供と大人の違いだ。
身体的年齢ではなく、精神的な年齢はここで決まる。

私自身、何歳になっても、試行したくても不可能なことが
仮説として思い浮かび、スキルアップという回り道をしながら
悶々としている。
早く試行してみたいと思うのである。
しかし、気がつけばスキルはアップしているものである。
それも、仮説として想定内においていたからであると思う。

ようやく、ひとつのマイルストーンを通過しつつある。
次の思考と試行が楽しみである。