日本で最も利用されているSNSはLINEだそうだ。
しかしLINEの使われ方は個別のメッセージのやり取りが大半を占めており、公にブログのような情報発信には使われていない。
情報の受発信ツールとしてのSNSとして最も利用されているのはツイッター、続いてFacebookだと言われている。
これにはちゃんとした理由がある。
色んな情報から取り残されたくないから利用しているが、自ら情報を発信するのは苦手な人が大半だからである。
そう!情報発信は簡単ではないのである。
つまり匿名であれば本音が言えるが正体晒してまで本音は言えない。これが基本的にある上に日々発信する情報を探すことも大変だし、たとえ見つけたとしても表現力も必要になり手間もかかる。
読書は好きでも作文は苦手と言うのは子供の頃から皆同じなのである。
だから現実的にFacebookなどは1%の利用者の書き込みを対して、残りの99%の利用者が閲覧オンリーな利用になっている。それを打開打開するための画期的なツールがいいねボタンなのである。
つまり見ていただけで情報発信ができなかったユーザーに参加して足跡を残すアクションを可能にしたのだ。
またはツイッターのように匿名性もあり、短い文章と写真で完結でき、さらにはタイムラインは常に最新ツイートを表示するので、自分の意見は時間経過とともに埋没していくので、ただ言いたいだけの利用にはもってこいだ。さらにはそれすら抵抗ある人はFacebookのようにいいねボタンがある。利用者が多い理由も理解出来る。
こうした背景を考えると、
これからも1%の発信者に99%の閲覧者と言う比率は大きく変わらないと思われる。
まして動画の時代になると、なおさら発信者になるハードルが高くなる。どんな時代でも上位1%のやつが得をするようになっているのかもしれない。
しかし、これからは少し違ってくるように思える。
プラットホームとなるサービスの提供者は、発信者が1%しかないサービスでは一部のインフルエンサーに収益を依存するだけなので、利用率の向上を計ってくるだろう。そこに立ち塞がる壁になるのは既得権益者である1%のインフルエンサーかもしれない。
今はまだその段階ではないので、出来ることならば1%の方になる努力をしておくこと。
そして、その1%のなかでも収益化が可能な方になっておくこと。つまり閲覧するだけの99%のユーザーにコメントやいいねなどのリアクション参加を出来るだけ促すコンテンツにするとかが正否の分かれ目になりそうだ。
そうそう!言い忘れたが、
既得権益を持ったインフルエンサーの次の行き先はライヴ放送だと思う。ライヴ配信をしながら視聴者とのライヴチャット。ライヴチャットの参加者数が収益の基準になるのではないか?と想像している。
そうなると編集で誤魔化しも効かず、高いトークスキル、またはクオリティの高いビジュアルが求められる。益々敷居が高くなり参入も継続も困難になるのではないか?そういう懸念を抱く人もいるだろう。
それは心配する必要はない。
なぜならば?
デバイスや通信環境も進化するのでスマホひとつ持って外へ出かけ綺麗な景色や美味しいグルメのライヴ配信など今までできなかった動画も作れるようになるからだ。
ただし、こういった新しい発信方法やコンテンツを考える力は、今現在1%の方にいなければ、その時になっても考えられないのは間違いないと思う。
つまり結論はシンプル。
参加する側ではなく、参加してもらう側になれ!と言うことだ。