気ままにツーリングとモトブログ【I LOVE CB750F】

オーナーとなり39年目の愛車のCB750F。ついに還暦になった「ちゃれさん」がこのCB-Fを使って10数年後に最年長モトブロガーを目指す日記です(笑)

CRキャブ 虎の巻??

ここんところ、毎週のように隣の県からかかってくる電話(笑)
内容は、CRキャブのセッティングについての質問。
こらぁ~~~!「俺はキャブ屋じゃね~~~!!」
シャツ屋だっちゅ~のっ!(爆)

まあ~、冗談はさておき・・・
彼のCRセッティングもかなりのところまで、いい線いってるみたいです。
・・・が、あとちょっとの詰めが・・・って感じ。

んで、CRのセッティングというよりも
強制開閉のキャブの基本を、もう一回整理しましょう。

キャブレターの構造は
1.フロート室に溜まったガソリンを、
2.エアクリ⇒INテークへ通り抜ける空気の流れの負圧で
3.MJとニードルの隙間から吸い上げて
4.適正な空気とガソリンの比率の霧にして燃やす。

カンタンに言っちゃうと、コレだけのこと。

ってことは、
(1)は、油面の高さが高いと、ガソリンが濃くなり低いと薄い。
(2)は、アクセルの開度が大きいと、流れが速く負圧が大きいので吸い上げるガソリンが多い。
(3)は、MJが大きいとガソリンが多く
     ニードルのクリップ位置が低いと隙間が多いからガソリンが多い。

んで、彼の今の病状は・・・
(A).アイドリングは安定してる
(B).高回転側は問題ない
(C).中間開度で回転が落ちなくなる

診断結果
(A)1000rpmまでアイドリング下げても安定してることから
  SJおよびAJは適正であり、エアスクリューの戻しも問題なし
(B)高回転は良く回るのでMJの番数も問題なし
(C)回転が4~5000で下がらないと言うことは下記の可能性が考えられる
   (イ)上の(1)の油面が高く、ちょうど良く4~5千回転でバランスしてしまう。
      対処・・・・油面を下げてみる
   (ロ)上の(2)のアクセルを閉じた時に空気とガソリンの量が
      ちょうど良く4~5千でバランスしてしまう。
      対処・・・・ガソリンを吸い上げる負圧を下げる
            つまり空気の流速をさげる
            ピストンの高さ調整・・・カッタウェイの開き調整
   (ハ)上の(3)のニードルの高さが、4~5千回転に回転を上げるぐらいの 
      微妙なアクセルを開けた状態の位置でバランスしてしまう。
      対処・・・・ニードルクリップ位置の変更

こうやって、一個一個つぶしていきませう(^^)