それを取り戻しに行く
飛騨高山から長野に抜けるR158安房峠
ここは安房トンネルが出来てから旧道になってしまった
標高1790ｍの峠越え
そこからは穂高が見える
トンネルが出来てから失われた風景だ
日蓮が修行のためこの峠を越えたとき、
自らの出身地である安房国より命名したと伝えられる道
かつて、この道は岐阜県側、長野県側をつなぎ
北アルプス山麓の観光地として栄えていた
行楽シーズンともなれば大型バスも通行、離合困難
大渋滞を引き起こすこともあった。
そして例年11月中旬～5月中旬は冬期通行止
そんな峠をトンネルが便利に変えてしまった
トンネルは５分で通過できる
しかし旧峠越えは、そうは簡単に抜けられない
タイトなヘアピンの連続・・・
荒れた路面・・・
でも俺は、その旧道を走りたかったのだ
峠の頂上から標高2900～3000ｍの穂高が見える
山の頂は雲に隠れて見えない
そして標高の高さから真夏の昼過ぎなのに肌寒い
CBは元気良く走りぬけた
そして、ここから見る空はとても近くにあった
