ここ最近、バイクに乗ってツーリングする機会が多くて、なかなかメンテナンスする余裕が無かったんです。ツーリング中にコンビニとかの休憩時に愛車CB750Fのチェーンが真っ黒に汚れているのを見て心が痛かった。
そこで、この日曜日はメンテナンスデーと心に決めてました。どんなに良い天気でバイク日和でも愛車の手入れをすると。この日の整備項目は、チェーンの掃除とチェーン張り調整の2点。
どんなに高性能なエンジンでも、どんなに吸排気システムをカスタムしてパワーを上げても、その動力をタイヤに伝えるのはたった1本のチェーンなんです。そう!「たった1本のチェーン」なんですよ。
このチェーンが錆付いたり、片伸びしたり、抵抗が増すだけでバイクの転がりは悪くなる。
いいですか?
通常のきちんと整備された新車のような状態でもエンジンのクランクの出力を100とすると?後輪での出力は85ぐらいになるんです!そう!15%もミッションやクラッチ、そしてチェーンで駆動ロスしているんです! だからチェーンの掃除をなめたらいけません。
と言うことで、さっそくチェーンの掃除に取り掛かります。
今回の僕のCBで説明していきます。
1.まずはリアタイヤを浮かせます。
一番良いのはメインスタンドがあること。もしくはメンテナンススタンドをかけること。しかしどちらも無い場合は、手っ取り早いのは、こうしてジャッキでスイングアームを持ち上げてサイドスタンドとの3点支持にすることですが、ちゃんと平地で輪留め等をしてサイドスタンドがずれてバイクが倒れないようにする。
2.パーツクリーナーや灯油、歯ブラシで掃除する
チェーンは脱脂ができる洗浄剤でなければ綺麗になりません。灯油とかで十分なのですが手に入らない場合はパーツクリーナーを代用します。チェーンクリーナーと言う専用品もあります。
3.掃除が終わったら必ずチェーンルブで注油する。
掃除をしてそのままにすると油分が全くなくなっているので錆が発生します。ですから必ず注油をします。その注油は必ずチェーン専用のものを使いましょう。油が飛び散りにくい粘度の高い特殊なオイルになってます。(CRC556とかは絶対ダメ)
4.チェーンルブを塗布したらウエスで軽くふき取りましょう。
チェーンの駆動部分の潤滑が目的なので、実は表面に着いた潤滑油は必要以上には不要です。またこのチェーンルブは結構粘っこくて汚れを付着させやすいので表面は軽く拭いた方が良いと思います。ウエスで軽く拭きます。
これでチェーン掃除は完了。そしてチェーン張り調整はチェックしたところ問題が無いレベルだったので今回はしませんでした。
この様子をモトブログで動画にしてアップしてます。
(ちょっと音声が聞き取りづらい・・・すみません)
そして、このチェーン掃除の後での試運転後のチェーン周りの様子がこの画像です。
こんなに飛び散ってます。そこでフクピカでふき取りました。
そしてふき取った後の画像です。
どうですか?このふき取り加減。良いですよね?
このフクピカについてはまた後日紹介します。
さて、愛車のチェーンの掃除、是非やってみてください。
更新日2019.10.31
公開日2019.11.1