阿蘇山の火口へ向けて登る道
阿蘇パノラマライン
景色も素晴らしく、何度走っても気持ちが良い道だ。
俺は、この道を駆け上がるとき・・・
コーナーを攻めることよりも
ワクワクするものを追いかけて走っている。
それは阿蘇山が火山であるということ。
もくもくと煙を地中から噴いている。
まさに地球のエネルギーが放出している感じ。
子供のころ、太古の地球へのロマンがあっただろ?
恐竜がいて、火山が噴火していて、そんな風景
もちろん想像の世界であり、アニメやSF映画の世界だが
何故かドキドキしながら見たものだ。
中でも特にお気に入りは「E・R・バローズ」の「地底の世界ペルシダー」だったな・・・
読みながら自分が主人公になっていっただろ?
だから火山を見るとワクワクするのさ・・・
ここ九州には火山が多いが、自分の住む中国地方には無いしな・・
この大きなカルデラの中の噴火口に自分の愛車で駆け上がる。
子供の頃、夢見たワンシーンのようだ。
この九州ツーリングの前後3週間で3000kmも走らせたCB750Fが
まるで火山に突入する・・・子供の頃のSFに出てくるスーパーマシンのよう?
そんなくだらないことを考えながら、
いい年をした親父がパノラマラインを駆け上がる。
子供のようになって走る気持ち・・・