気ままにツーリングとモトブログ【I LOVE CB750F】

オーナーとなり39年目の愛車のCB750F。ついに還暦になった「ちゃれさん」がこのCB-Fを使って10数年後に最年長モトブロガーを目指す日記です(笑)

挑むと言うこと

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後ろから見ていると
 
ベテランのライダーの走りには無駄が無く
 
体のどこにも力をかけてなく、気負いすら感じない
 
 
初心者は、このベテランの走りについていくと
 
自然にいつもより速くコーナーを回れたりする
 
そこに大きな盲点がある。
 
 
後ろのライダーを引っ張っているのだ。
 
初心者が自分で能動的に速く走らせているのではない。
 
もちろん、初心者にはコレすらわからない。
 
 
ミラーを見て
 
後ろから着いて来るライダーの走りが技量を超えてると判断したら?
 
前を行くベテランには二つの選択肢がある。
 
ひとつは、速度を落とす
 
もうひとつは、圧倒的な差で引き離し着いてくれなくする。
 
 
どちらが親切か?
 
どちらが成長の糧になるか?
 
着いてくるライダーの性格などで様々な判断があるだろう。
 
 
圧倒的な差で引き離された瞬間から
 
目の前に正確無比なライン取りで走る見本はいなくなり
 
ブレーキングポイントはわからなくなり
 
今までスムーズに曲がれていたコーナーが全然曲がれなくなる。
 
今まで普通に曲がっていたコーナーが怖くなる
 
 
恐怖に耐え、たった一人で前走者を追うか?
 
もう無理だとあきらめるか?
 
 
前を走る立場としては
 
「追って来い!」
 
そう願って引き離しにかかっているのだ。
 
 
しかし、挑むと言うことは恐怖に耐えることではない。
 
何が足りなくて着いていけないか?を知ることからスタートだ。
 
何も考えずに挑む
 
何も準備、用意も無く、トレーニングも無く挑むことは
 
「無謀」と言う。
 
 
この山をCBと見上げたこの日・・・
 
一人の若者が無謀に挑んできて転倒をした。
 
勝てる訳ないと頭で考えて諦めるより

無謀でも挑んできたことがうれしいが・・・
 
 
結果は残酷なまでに正しくでる。
 
無謀な賭けは勝てない・・・ということだ。