気温も下がり
バイク乗りにとって冬は難敵だ。
どうしても距離を稼ぐようなツーリングは出来ない
しかし、休むことはない
もちろん、雪や雨だと走りたくても走れないが・・・。
俺は冬の寒さの中で走ることが決してキライではない。
もちろん日常の生活において寒いのは苦手のクセに・・・。
冬に走るとよくわかる。
夏の間延びしたような風とは違うんだ。
ギュッと詰まった澄み切った冷たい風を浴びる。
冬は空気が澄んでいるのだ・・・。
冬は空気が凝縮されているのだ・・・。
ひと冬、走り続けることで・・・
またひとつ・・・自分がライダーであることの誇りが保たれる。
すれ違うバイク乗りに・・・
俺と同じ・・・筋金入りの馬鹿だな・・・と微笑む自分がいる。
日に日に気温が下がり・・・
もはや浴びる風は寒さを通り過ぎ痛さへと変わっていく。
それでも走り続ける・・・。
そして・・・、
あるときから風が春に向かっているのがわかるんだ。
海の上を走るウインドサーファーや
冬ライダーだけが感じる瞬間だ。
また春を待ちながらコイツと走り続けよう。
