30代の後半は、仕事に追われ、
バイクはガレージでカバーをかけたまま放置されたままでした。
乗れなくなって最初のうちは、たまにエンジンかけたりしてましたが
そのうちエンジンもかからなくなり、
それでも、たまに(年に数回だけど・・)カバーをはずして掃除したりしてました。
それは、いつか復活して乗る日のため・・・でした。
・・・が、段々と仕事がきつくなるばかりで、時間に追われまくり
CB復活は夢のまた夢みたいな感じになってきて、もうすっかりあきらめモード。
掃除すらしてやらなくなりました。
それからは、カバーをはずすこともなく、ただ朽ち果てていくばかりのCB子でした。
そんな、ある日のこと。
お付き合いで、夜の街に飲みに出てました。
かなりの深夜(26時ごろ)に、酔ってタクシーに乗って会社まで戻ったとき、
タクシーの運転手さんが、怒ったような口調で・・・
「誰や!道の真ん中にバイク置いとる馬鹿は!」
んん?
タクシーの後部座席から、前を見ると・・・・
「ああ~~!!俺のCBじゃん!」
そうです・・・・盗難未遂にあったのです。
おそらく、ハンドルとタンクの間に、バールのようなものを差し込んだのでしょう。
ハンドルロックが壊されてました。
そして、タンクにも大きなヘコミが出来てました。
さらに、右側に倒したのでしょう・・・右のウインカーステイも折れてて、
おまけに、テールランプも粉々になってました。
キーボックスには、ドライバーでこじったような大きな穴が開いてて・・。
もちろん、盗っ人は、そのまま押して持ち去ろうとしたのでしょう。
しかし・・・
整備も掃除もせずに放置していたせいで、ブレーキが固着していたので
あの重たい車体を、ブレーキを思いっきり引きずりながら押すことが出来なかったようです。
ガレージから5mほど押したところ、道路の真ん中でギブアップしたみたいです。
その現場に酔っ払って帰ってきたわけです。
何が幸いするやら・・・(--)
しかし、ここからが大変でした・・。
持ち主の私ですら、道の真ん中からガレージに戻すことが出来ないほど、
ブレーキがかかった状態でした。
前にも後ろにも、ピクリとも動かない・・・。
酔っ払いにはキツイです。。。段々と酔いが余計に回ってくるし・・。
仕方ないんで、工具を会社から引っ張り出して、
道のど真ん中で、ブレーキキャリパーをはずしました。
はずし終わったところで、もう酔っ払ってフラフラで、力が入らず
近所でしていた道路工事現場の人を呼んで、手伝ってもらって
ガレージに収納して、そのまま会社のソファーでバタンキュー(><)
今でも使えないハンドルロックやタンクのへこみを見るたびに
あの日のことを思い出して・・・・腹が立ちます(--;