立体的な人体にフィット感あふれるシャツを着せるためには~~
製図という方法で立体を平面に置き換えて理解する必要があるんだわ。
その製図の理論を知らないと
シャツの構造や機能、着心地を理解することは難しい。
しかし、製図の理論を理解しているシャツ屋は少ないのが現状(><)
なぜかって言うと・・・
それは、シャツ(特にオーダーシャツ)は、商品生産の発展の過程を見ると
いずれも家内手工業的職人さんから出発していて、
科学的な技術教育によって形勢されたものではない・・・。
つまり・・・
多くのオーダーシャツ屋さんは、独立のときに師匠伝来の型紙を譲り受け
頼りにしている状態。いわゆる見よう見まねと経験によるシャツ作り。
それにアレンジを加えたりしながら自分のものにしていくという手法です。
こういうひとつの型紙から変形させていく手法をグレーディングと言います。
大半のシャツ屋さんは、このグレーディング能力においては素晴らしいものがあり、
そのグレーディングによって作成された型紙を製図したと勘違いし、
それに頼って今日まできているのが実情ではないかと思われます。