気ままにツーリングとモトブログ【I LOVE CB750F】

オーナーとなり39年目の愛車のCB750F。ついに還暦になった「ちゃれさん」がこのCB-Fを使って10数年後に最年長モトブロガーを目指す日記です(笑)

マニアトラップって知ってますか?

リアルなお店でも、こうしたネットで何かを発信するサイトでも、来店者や見てくれる人をある程度想定してターゲティングしなくてはならない。

幅広く多くの人に来てもらいたいのは誰もが思うこと。なので幅広い人に共感をもたらすキーワードやサービスで宣伝したりマーケティングを行う。

しかし、多くは成功しない。人が集まらないのだ。理由は簡単。幅広いジャンルにすればするほど競合も増えるからだ。

だからそれに気づいた人は専門分野に特化していく。

例えば飲食店を例にすると、レストランだとどこからでもヒットする。しかし競合が多いので自分の店までたどり着いてもらえない。そこでフレンチとかイタリアンと少しだけ細分化してマーケティングする。それでも、まだまだ競合が多く自店の優位性が無い。そこでさらに細分化する。メニューの中の一品目とか。オムライス専門店とか。

こうして段々と売り文句を掘り下げていくに連れて自店の存在が世に知らされ始め本人は嬉しくなってくる。おお!俺の店はオムライスで検索すると一番に出てくる!と。

ちょっと待って!

それは成功か?不成功か?

オムライスの世界では有名店かも知れないが、では毎日オムライスを食べたいか?と言われると、多くの人の答えはノーだ。客からすればオムライスが食べたいときにだけ行くお店と言う存在になる。

もしくは、毎日オムライスを食べるオムライスマニアのターゲットになる。そういうマニアは自分の基準でその店のオムライスを評価し始める。マニアでない普通の人々は、オムライスの専門家とも言えるマニアの評価を基準に店選びをしていく。

つまり、マーケティングは細分化すれば小さな世界で一番になれるかも知れないが、マニアのエサになる。これがマニアトラップだ。

マニアトラップにハマって生き残るのはかなり難しい。それは一般の人が入りにくい敷居の高さをマニアが作っていくから。

僕がバイクのモトブログでCB750Fのマニア性を極力抑えた動画作りをしている理由がおわかりだろうか?


https://youtu.be/vxidcHsORsI

こうしてたまに、ちょっとだけ話するぐらいです(笑)