初めて買ったのは1982年だったと思う。
この本棚の一番下にある。
1982年以来、ずっと定期購読し続け何十年も時間が経ってしまい、とうとう本の置き場にも困るようになり・・・、ついに500号を記念に定期購読を卒業させていただいた。最初に買った1982年の本が60号ぐらいだったので我が家の本棚には440冊ものライダースクラブがある。どうして?買い続けたのか?
一つは、編集長の根本健さんの書く記事が好きだったこと。
ネモケンさんのバイク哲学が440冊の本とともに、いつしか自分にも染み込み自分のバイクライフの根っこになった。
そして、もう一つは「鉄と心とふれあいと」というコーナーが好きだった。購読当初、20代の若造の僕はいつかここに取り上げてもらえるようなライダーになると心に決めていた。
この「鉄と心とふれあいと」のライターさんは、中沖満さんでした。
中沖さんは、ペラペラとめくりながら見ているだけで博物館にいるようなワクワク感がある「オートバイグラフティ」の作者でもある。
のちのちネット環境が整い何でもすぐに検索して調べられる世の中になって初めて中沖さんが浅間ミーティングの初代理事長だったと知った。なるほど、だからあんなに多くの味がある取材対象者と温かみのあるある記事が書けたのか?と思ったものだ。
日本のバイクの黎明期、浅間から世界へ挑戦が始まった。
そんな黎明期に思いを馳せたミーティングが浅間ミーティングだったと記憶している。
いつしか僕も50代半ばになり、ずっと長くCB750Fに乗り続けているし、風の会などのボランティアにも行ったりしてきたが、残念ながら「鉄と心とふれあいと」には永遠に出れない。何故なら?2007年に中沖さんは永遠のツーリングに旅立ってしまったからである。
最終回は編集長の根本健さんが書かれていたのを読んで、このコーナーで取り上げられた多くのシニアライダーさんのバイク人生がどれだけ自分のこれからのバイクライフの轍になっていたか?と思ったことを思い出す。
そして時は経ち、今年になってモトブログなるものをyoutubeで始めた時に真っ先に思ったのは「鉄と心とふれあいと」でした。僕なりの鉄と心とふれあいを動画でどう発信していけるか?などと壮大な妄想の中で毎日を過ごしている。
ちゃれさんのモトブログで動画にしました。
CB750Fでモトブログ#112
お時間があれば見てみてください。
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